以前、書評ブログを始める。
とNEWコンテンツ予告していましたがなかなか筆、いやっキーボード
が進まず先延ばしになっていました。なかなか難しい。でも、若干一名
書評ブログやらないの?と言ってくれる人がいたり、予告をした時のア
クセス数が多かったこともあるので思い切ってやってみました。
今回は
小学館新書 「読書進化論」 勝間 和代 ¥740-
著者はTVの“さきよみ”などにも出演している経済評論家、公認会計士。
カツマーと呼ばれるフォロアーもたくさんいるお方です。昨年辺りには
ちょっとしたブームにもなっていましたよね。
この本には氏がどんな本を読んで影響を受けてきたのか?
自身が執筆を重ねることで人生をどのように進化させたか、また売ること
によってどのように進化してきたのか。それと、氏の著書を読んだ読者が
どのように人生を豊かにしてきたかが主に書いてあります。
数々の事例の中で読書の効用やどのように読書をしていくかを提案して
くれています。ウェブと本の関わりなどにも言及はしていますが。
それではさっそく目次から・・・
序章 成功や自由は読書で手に入れる
第一章 人を進化させる読書がある
第二章 進化している「読む」技術
第三章 「書く」人も進化する
第四章 「売る」仕組みを進化させる
終章 これから「読みたい」「書きたい」「売りたい」と思って
いる皆さんへ
となっています。
本を書いたり売ったりするわけではないので二章と終章辺りが非常
に興味深く読めます。なぜ読書をするとよいのか、読書をどのように
生かしていけばよいかが書かれているので読書のための本といった
感じでしょうか。もっと若い時に読んでいればと思わされました。
まぁ、若い時にはこの本は出版せれていませんから仕方ないですけど。
具体的にグッと来たところは・・・
まず、帯に書かれている 自分突破力をつけよう です。
はじめは???でピンときませんが、一通り読めばこの言葉の意味も
分かってきます。
うまいキャッチフレーズだな、と改めて感心させられます。
第二章P72のフレームワークがない読書では身に付きにくいでは
本のいいところに、「自分の抱えている課題をあぶりだしてくれる」とい
うことがあります。たとえこれまで本を読んでいなかった人でも、書店
に行って、自分のもやもやした気持ちは「何なんだろう」と思って書棚
を眺めていると「あ、こういうことなのか」、と言葉にしてもらってスッキリ
、という経験があるのではないでしょうか。
終章P218には
これらの本を見ていると、普段もやもやしていた問題意識のあぶりだし
があって、自分が持っている問題が整理されてくるのです。
と記述がありますが、私自身このような経験があります。“トーナメント
においてなぜとりあえずキーパーを揃えてからBIG FISHを狙いに行く
のか?”基本だと言われていますが、なぜか?なかなか自分の中で
明確な解はなかったのですが、読書の中でその解を見つけました。
集中力に関することです。それはいずれ紹介しますが読書の中で
日ごろのも“やもやしたもの”がハッキリするってことはよくありますし
、読書の効用の一つだと言えるでしょう。
二章P83では
自分の考え方が少しでも深くなるか、広くなるものが見つかれば、読書
は十分成功です。どんなに良書と言われているものでも、自分が知っ
ている範囲のことしか書いてないものでは、良書にはなりません。
どうなれば読書が成功だったかについての記述です。当たり前のこと
ですが、改めて活字になることによって
“腑に落ちる”というか改めて認識できます。
終章P230では
最後に。私は決して、読書が人生の全てだとは思っていませんし、読書
が人生の何もかもの問題を解決する魔法の杖だとは思っていません。
自分の人生を切り開くのはあくまで自分が中心です。ただ、自分だけで
はすべてのことができないので、他者の力を上手に借りないといけない
と思っています。そんなときに、直接出会うことはできないけれども、間
接的に知りあって、アドバイスをくれるのが著者たちです。著者たちは、
私たちが自分の人生のミッションを達成させるための、よりよい人生経験
、楽しさ、知的好奇心、豊かさ、考え方、教養、興味、哲学、そのような
様々な刺激を与えてくれるのです。
著者が何年、何十年とかけて研究したり体験したりしたことを読書を
通じて疑似体験できる。これも読書に醍醐味ですね。一流のスポーツ
選手の著書などにはトーナメンターに役立つことがたくさんあります。
追って紹介します。小説も疑似体験できる作品はあると思います。
まぁ、こんな感じで読書の効用をはっきりと認識できる一冊です。
“なぜ読書する必要があるのだろう”と思っている方にはお勧めの
一冊です。今回は読書のための本といった感じになってしまいまし
たが次回から釣りに具体的に役立ちそうな本を紹介していきたいと
思います。
ちょっと真面目すぎる展開になってしまいましたな。(-.-)
どうなんでしょう?文字ばっかりだし・・・・
たまには違ったテイストもいいんじゃないかと・・・